2025年6月23日(月)に安全大会を実施しました!
2025年度安全大会を5分30秒にまとめたダイジェスト動画を制作しました。
*Shooting & editing by 情報システム課
2025年度の安全大会は6月23日(月)に市川市民会館の小ホール(最大収容人数413名)で行われました。
受付で安全大会の冊子と飲み物を配布。
お客様にお渡しする安全大会の冊子(安全のしおり)の表紙には抽選会で使用する抽選番号が記載されています。
~ 2025年度 安全大会式次第 ~
- 開会の辞
- 大会挨拶
- 安全衛生管理方針発表
- 講話
『航空の安全を脅かす新たな脅威と、その対抗技術』
JAXA 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
航空技術部門航空安全イノベーションハブ
ハブ長 藤原 健 様
- 安全標語発表
- お楽しみ抽選会
- 安全宣言
- 閉会の辞

●開会の辞
取締役工事・技術本部長 荒井 博文

●大会挨拶
代表取締役 深山 浩一

●安全衛生管理方針の発表
工事2課 植草リーダー
安全重点目標と実施目標を掲げます。
●講話
『航空の安全を脅かす新たな脅威と、その対抗技術』
●講師
JAXA 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
航空技術部門航空安全イノベーションハブ
ハブ長 藤原 健 様
今回の安全大会は、「航空の安全を脅かす新たな脅威と、その対抗技術」をテーマに、GPSを狙った「スプーフィング」と呼ばれる脅威について講演を行って頂きました。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2003年に、NASDA(宇宙開発事業団)、ISAS(宇宙科学研究所)、NAL(航空宇宙技術研究所)が合併する形で設立されました。
●安全大会の講義中風景
ホール前方には協力会社の皆さま、後方は弊社従業員が座り、約45分の講話を聴きました。
GPSの仕組みについての説明。
GPS衛星から送られる信号についての説明。
GPS信号を使った測位の原理。
位置の違いは受信タイミングの違いによって割り出すとのこと。
『GPSスプーフィングー測位の「なりすまし」』 は、2012年7月「TED Ideas worth spreading」にて発表された、トッド・ハンフリーズ氏の講演が有名。
引用:

民間旅客機における初のスプーフィング被害は、2023年9月にイラン・イラク国境付近を飛ぶ飛行機で確認された。
GPS測位の乗っ取りには、GPS受信機の開発テストに必要な機器を使い行われ、開発テスト機器は安いものでは数万円~数十万円で購入できる。
近年、紛争地を中心としたスプーフィングの被害報告が増えている。
スプーフィングを回避する方法として、アンテナを使った方法が考えられている。
【 まとめ 】
- 過去に危惧されていたスプーフィングは、現在の脅威となりつつある。
- 多くのGPS受信機はスプーフィングを想定していないため、警告機能がない。
- スプーフィングの検知技術や防御技術は、最もホットな研究分野のひとつ。
- 航空機においては、冗長化(ほかの手段で位置を知ることができる)されているので、大きな脅威ではない。
- ただし、GPSは社会インフラとして、すでにさまざまな分野で使われている。その重要度に応じて、今後はリスク対策が求められる。
ことが重要であるということが良くわかる内容でした。
最後は(GPS)の部分を「安全」に置き換えて、
安全には隠れたリスクが存在する。
↓
隠れたリスクの存在を知らない者が、
安全を使った製品・サービスを提供する。
↓
隠れたリスクの存在を知らない者が、
安全を使った製品・サービスを利用する。
ことを意識して考えることが必要ではないか?という結論で講演が終了しました。
安全標語 優秀作品の発表
事前に協力会社の皆さまと従業員から安全標語を募り、上位3席を表彰しました。
●一席
「危ないぞ!」
注意するのも思いやり
注意するのも思いやり
止める勇気があなたを守る
●二席
空気を作る仕事だから
空気を読んで守る安全
●三席
見逃すな
慣れた作業に
落とし穴
安全標語の優秀者に景品をお渡ししました。
安全大会恒例のお楽しみ抽選会の景品の数々。今年の1等はダイキン製 空気清浄機でした。
恒例の安全大会・抽選会の抽選番号を発表しているところ。
お楽しみ抽選会の景品を渡しているところ。

安全宣言の発表は毎年若手社員が担当。
今年は工事1課の入社3年目の社員が担当しました。

